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特集1:LoopAZoidを骨までしゃぶれ!(笑) 2000/1/21日更新

ココに書かれている内容は全てWINDOWS版を対象としています。
また、ココに書かれている内容を実行する場合は全て自己の責任においておこなってください。何かトラブルがあっても責任を負いかねます。
興味があれば
レビューの方も参照してみてください。

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1:LoopAZoidとは?

LooPAZoidはneXoft softwareからリリースされているフリーのドラムサンプラープラグインです。
48チャンネル、64ボイス、8ステレオアウトプット...等々、他からリリースされている同様のプラグインに比べ群を抜く高性能です。コレを使わない手はないでしょう。
ちなみに
VSTインストゥルメントなので使用するには対応するホストアプリケーションが必要になります(CubaseVST、LogicAudio、n-Track等)。


↑これがLooPAZoid

2:インストール

LooPAZoidのインストールはいたって簡単です。ここから指示にしたがってファイルをダウンロードします。
このファイルはzip形式で圧縮されているので解凍できるソフトを用意しておきましょう。
解凍が完了したら、フォルダの中に入っている「LoopAZoid.dll」をCubaseVSTのプラグインフォルダにコピーします(Logic Audioやn-Track等でもインストール方法はさほど変わらないと思います。詳しくは各アプリケーションのマニュアルを参照のこと)。
コレでインストールは完了です。

3:起動!

起動はいたって簡単です。Cubase5の場合、

「パネル」→「VSTインストゥルメント」でVSTインストゥルメントパネルを開き、そこでLoopAZoidを選び、ラックの電源スイッチ(?)をオンにします。
ついでに好きなMIDIトラックの「出力先」をLoopAZoidに変更すれば準備はOKです。

LoopAZoidを選択するッス
     ↑フリーウェアだけでこんなにたくさん!(笑

4:DrumKitを作成する

VSTインストゥルメントパネルやミキサー画面の「EDIT」ボタンをクリックしてLoopAZoidのパネルを表示させます。
そこでサンプルをアサインしたいPADを選択し、パネル右下のフォルダ型のボタンをクリックします。
するとサンプルを選ぶ画面が表示されるので好きなサンプルを選ぶと良いでしょう。ちなみに最新バージョンではWAV、AIFF両方のファイルをロードできます。
同様に他のPADにもサンプルをアサインすれば一応のドラムキットが出来あがります。

5:より細かい設定をする

パネル右上にある一番大きな縦フェーダーがボリュームです。ここでPADそれぞれの音量を調節します。
そのやや右下にある小さな横フェーダーがPANです。ここでPADそれぞれの音像定位を調整します。

一番右上にある「m1」「m2」「m3」と書かれているボタンはミュートグループです。
ハイハットなど、同時に鳴ってはいけない音を設定する時に使用します。
例えばクローズドハイハットとオープンハイハットをミュートグループ1(m1)に設定します。
するとオープンハイハットが鳴っているときはクローズドハイハットは発音しません(またはその逆)。3グループ設定できます。

ミュートグループの下にあるのはPADのキーアサインです。
Fwdが通常再生、Revが逆再生させる鍵盤を指定できます。
つまり1つのサンプルをロードするだけで2つのキーを指定することになります。
起動時はFwdはC1から、RevはC-2からそれぞれ半音ずつ高い方に向かってアサインされています。

ボリュームの下にあるのは出力先の設定です。
通常は「m」のメインアウトに設定されています。
キックやスネアなど、それぞれ違うエフェクトを掛けたいときなどに設定してください。
ちなみにLoopAZoid「m」「1/2」「3/4」「5/6」の4ステレオアウト仕様です。PANを振り切ることによって8モノラルアウトとしても使用できます。

各PADの下の部分(初め<empty>と表示されている部分)には自由にサンプルの名前等を記入できます。
また、起動してそのPADに最初にロードしたサンプルの名前が自動的に表示されますが、同じPAD(すでに何か記入されたPAD)に2回目以降サンプルをロードしても、最初に書かれていた名前のままで変更されません。そのときは必要に応じて自分で記入してください。

6:ドラムキットのインポート/エクスポート

出来あがったドラムキットを保存する場合、他のVSTインストゥルメントと同じように保存してもイイのですが、その場合、ドラムキット作成時に使用したサンプルを移動したりしてしまうとドラムキットを正常にロードすることが出来なくなってしまいます。HDDを整理するときも不便です。
そういう時はドラムキットのエクスポート機能を使用します。
パネル右下の赤い右向きの矢印をクリックします。すると保存先を指定できるので適当に名前をつけて保存します。
この時、指定したフォルダにパッチファイルと、ドラムキットキットに使用したサンプルが保存されるのですが、このとき新しいフォルダを作成することを強く勧めます。
1つのドラムキット=1つのフォルダ、という風にしておけば管理も簡単で、間違ってサンプルを削除したり移動したりする危険が減ります。
左向きの矢印をクリックすればドラムキットをインポートすることが出来ます。

7:おまけ

ためしに作ってみたオリジナルのドラムキットです。

808KIT

909KIT

<便利な使い方>

LoopAZoidの基本的な使い方は以上ですが、いくつか自分が便利だと思う使い方を紹介します。

1:prWaveとの連携

LoopAZoidはとても便利なソフトですが、ひとつだけ大きな欠点があります。それは、
サンプル選択の際にプレビューできないということです(他のドラムサンプラー系のプラグインも同様のようです)。
コレは非常に不便です。
名前でそのファイルがどの楽器なのか判断できればイイのですが、「s01.wav」なんてファイルの場合などはもはや判断不可能です(泣)。
ロードしたいサンプルを右クリックして「再生」を選んでもイイのですが、いちいちメディアプレイヤーが起動するのは精神衛生上この上なく良くないです(笑)。
そんなときに役に立つのがこのprWaveです。
詳細は省きますが、このソフトは馬越英之氏によるフリーソフトで、サンプルを新しいウィンドウを開くことなく再生し、しかも常駐しない!という非常に軽快なソフトです。
使い方はいたって簡単で、試聴したいサンプルを右クリックし、メニュー中のprWaveを選ぶだけです。
ちなみに、prWaveが対応しているのはWaveファイルのみの様ですが、WINDOWSを使用している場合はさほど問題無いと思います。
どうしてもAIFFファイルを試聴したいときはあきらめてメディアプレーヤーでも開いてください(苦笑)。

サンプルを右クリック!
     ↑選択画面で右クリック!

ただ未確認ですが、ASIOドライバの仕様上、専用ASIOドライバを持つオーディオボードのみを使用している場合、prWaveを使用できない可能性があります。
この場合はもう一枚MME対応のサウンドカード(サウンドブラスター等)を用意するなどの対処をしてみてください。

prWaveのダウンロードはこちらからどうぞ

2:xrazorでRecycleもどき!

xrazorはフリーウェア(?)の波形編集ソフトです。通常の波形編集機能だけでなく、某Recycleのように波形のピークを検出して波形を切り刻み、その上切ったタイミングをSMFで出力する機能があるのです(つまりブレイクビーツの中からキックやスネアなどを抽出でき、それを再構成できる)。

xrazor
               ↑xrazorはこんな感じ

xrazorのダウンロードはこちらから

xrazor自体は非常に高性能なソフトなので詳しい説明は避けますが、

まず切り刻みたいブレイクビーツを用意します。xrazorでも編集できますが、この時点できれいにループ出来る波形になっていると作業が楽です。
xrazorを起動し、先ほど選んだ波形を選択します。
すると自動的にピークを検出してくれるのですが、この時にどうしても不要なリージョン(切り目)が出来たり、タイミングがズレたりしてしまうことがあります。
そこで、中央のSLICE-O-MATIC〜、でピークを精度を変えて再び自動検出したり、手動でスライスポイントを編集します。
スライスポイントが決定したら「FILE」から「Export Wav」を選択し波形を書き出します。このとき、新しいフォルダを作れば他のオーディオファイルとの混同を避けることが出来ます。

次は同様に「Export Timing」から「MIDI FILE」を選択します。
ここで、「Root note」をC1、「Note Spred」を2に設定します。Quantizationはデフォルトでイイと思います。
これで「C1から半音ずつ、波形を切ったタイミングで音程が上昇する」MIDIファイルが出来あがります。

あとはLoopAZoidを起動し、PADに出来あがった波形(Beat1〜 )をC1から、数字の小さい方から順にアサインしていきます。
このとき、抜けている番号があったりますが、これはxrazorでの編集時にスライスポイントを削除したりすると起こる現象なので、気にしなくても大丈夫です。

そして同様に出来あがったMIDIファイルを読み込み、シーケンサーを走らせれば元のブレイクビーツと同じ様に再生されるはずです。

Cubase5のキーエディタで読み込んだところ
↑Cubaseに読み込むとこんな感じ

出来上がるとこんな感じです(MP3)

1:切り刻まれる前のブレイクビーツ

2:xrazorで刻んだ後、LoopAZoidで再構成し鳴らしたブレイクビーツ

ちなみに、↑このドラムキットはこちら(lzh圧縮)

どうですか?MP3圧縮ということもあってほとんど違いは感じられないと思います。

上記の作業により、ループの自由なテンポ変更、組替え、鍵盤からの演奏等、「Recycle+サンプラー」の特権とされていた行為の一部がタダ(笑)で可能になりました。
もちろんこれらは他の同様のドラムサンプラー系プラグインでも可能なテクニックです。

2:LPZ Makerでドラムキットを簡単作成!

紹介が遅れて申し訳ないのですがremixers.netより、スライスされたサンプルを使用したLoopAZoid形式のファイルを作成する<LPZ Maker>というソフトが配布されています。

もともとRecycleとの連携を目的としているようですが、これをxrazorと組み合わせて使用する場合はリージョンを書き出す前に、リージョンの名前を連番になるように編集しておいたほうがよい様です。

あとはマニュアルにしたがってLPZ Makerで<*.lpz>ファイルを作り、それをスライスしたサンプルの入ったフォルダに入れ、LoopAZoidで読み込めばOKです。
やり方に間違いがなければLoopAZoidがサンプルを読み込むはずです。


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